
子どもの運動会は、どうも疲れるし苦手・・・。

疲れて当たり前!「1日だけ頑張る仕事」くらいの距離感で、自分のペースで関わればいいよ~。
運動会の日は、早朝から一家総出で子どもの応援に行き、カメラマンと化し全力で我が子を探して熱い声援を送る保護者たち・・・。
そんなやる気あふれる保護者のパワーを尊敬しつつ、やや冷めた目で見る自分に気づき、自分はそんな気力も体力もなくあぁ疲れる・・・と感じる方も多いのでは。
運動会って「子どもの晴れ舞台だし、楽しみにしてあげなきゃ」「他の保護者はちゃんとしてるのに…」みたいなプレッシャーがどうしてもありますが、本音ではちょっとしんどいって思いませんか?
なぜ運動会を苦手に感じるのか

運動会を「疲れる」「苦手」と感じるのは、ごく自然なことです。私も毎年運動会が近付くと気が重い・・・。せっかくの休日なのにめんどくさい気持ちと、親としてどうなんだという自己嫌悪とで、疲労度アップ。楽しみ!という保護者が、正直うらやましい。
このように運動会を苦手に感じるのは、理由があります。

見事、すべて当てはまるわ・・・。
(1)人が多すぎて見えない・気疲れする
大人数が我が子を探そうと必死なので、子ども達の競技や演技がそもそも見えにくくないですか?我が子の出番が終わっても前方の位置から動かない人たちにイラーっとしつつ、子ども達の区別がつきにくく、どこだどこだと探すストレス。。。
さらに、人混みや騒がしさなど、視覚・聴覚への刺激が強すぎるのも、疲れます。運動会では人の動き、歓声、音楽、アナウンスなどが絶え間なく流れるので落ち着かず、心が休まりません。
また、運動場という限られた場所に大人数が集まるため、密集した空間で安心感が薄れ、「自分の居場所がない」感じがします。知らない人の中にいて、自然と緊張が続くため、常に気を張っている状態となり、気疲れしがちです。
(2)保護者の“やる気温度差”にプレッシャーを感じる
運動会に対する保護者の“本気度”には幅があります。ある人は早朝から場所取りに並び、踏み台に乗って望遠レンズで子どもを追いかけ、完璧なお弁当を用意します。
一方で、自分はそこまでの気持ちや余裕をもてなかったり、周囲のテンションの高さについていけず、「浮いているかも…」「私はダメな親かも」と感じることがあります。
このような「うちももっと頑張らないと」という義務感や、周りの保護者の比較など、「見えない競争」が心理的にしんどく、「行く前から疲れる」と感じる原因にもなります。
(3)場所取り、弁当、撮影などやることが多くてしんどい
運動会の当日は、単に「見に行くだけ」では済まないことがほとんどです。早朝から弁当作り、場所取り、撮影係、兄弟がいる場合はスケジュール管理も大変。

人混みの中、プログラム片手に、撮影ポイントをねらって忍者のように動き回るよ・・・。
これらのタスクが重なると、当日は「楽しむ」というよりも「こなすこと」に精一杯で、終わった頃にはぐったりしませんか?
最近では午前中だけで終了し、弁当は無しという学校も多くなっているようです。子どもは校庭で家族そろってお弁当を食べるのは楽しいかもしれませんが、私は弁当「無し」に大賛成。週末の早朝から朝食や弁当を準備して、心身共にハードワークをこなすのは、もはや修行レベルでは!?
(4)外で長時間、暑い or 寒い、立ちっぱなしで体力的にきつい
運動会は屋外で長時間行われるため、天候や気温の影響を強く受けます。
真夏のような日差しの中では熱中症リスク、初秋でも肌寒く、風で体温を奪われるリスクがあります。また、立ちっぱなしや移動が多く、腰や足に負担ですし、トイレや休憩スペースの不足もつらいポイント。個人的に、これが本当にツライ・・・!
特に体調に不安がある人や、小さな子を連れている人、高齢者にとっては、過酷なコンディションになりがちです。
(5)自分が目立つのが苦手
保護者リレーや子どもとの競技参加など、自分が競技に参加する場合もあります。そうでなくても、以下のような「見られている感じ」がストレスになることがあります。
- 保護者同士の服装やふるまいの比較
- 自分の立ち居ふるまいに周囲の視線を感じる
- 競技参加時のパフォーマンスへの不安
自意識が強くなりやすい場面であり、「失敗したらどうしよう」と過度な緊張につながることもあります。

目立ちたくない私は、競技への参加は本当にストレス・・・。
(6)そもそも「運動会」という行事が得意じゃない
運動が苦手・集団行動が苦手・テンションが合わない、などの理由で、そもそも「運動会」という行事が好きではない人もいます。学生時代につらい思いをしてきた私も、大人になったからといって意識は簡単に変わりません。
少しでもラクになるための工夫

運動会は、「子どもの頑張りをそっと見守るだけでも立派な参加」です。苦手な気持ちを否定せず、なるべく“楽する工夫”をしませんか。

自分のペースで、省エネモードでOK!
(1)自分のペースで過ごせる空間をつくる
校庭の端や木陰など、なるべく人の少ない場所に陣取り、1人で過ごせる時間や空間を意識的に確保しましょう。
また、事前に「今日は疲れて当たり前」と自分を労わるマインドで臨むと、少し肩の力が抜けて気がラクになります。
終わった後の「ご褒美(甘いもの・一人時間・マッサージなど)」を用意しておくと、さらに気持ちが落ち着きますね。ささやかな楽しみは大事!

ビアードパパのパイシューが待っている!
(2)他人と比べない、自分軸でOK
「周囲の親と同じようにしなきゃ」と思わなくてOK。写真は数枚だけ撮る、応援は静かに見守るなど、他人とは比べず“自分なりの関わり方”を決めておくと心がラクになります。子どもが満足していれば十分。
また、気の合うママ・パパ友と一緒に過ごすことで周囲に流されにくくなります。ちなみに、私は夫婦のみまたは自分1人だけで過ごすのが一番ラク。周囲と関わらないのが性に合うようです。

人は人、自分は自分!
(3)完璧を手放して、ラクにやる
できれば家族で役割分担するのもおススメです。撮影はパパ担当、プログラムチェックはママ担当など。あるいはパパママ別地点から撮影すれば、どちらかが失敗してもまぁいいさという安心感につながりますし、後で複数のアングルから子どもの活躍を見ることもできます。
さらに、近年では学校が運動会の様子を業者委託で撮影し、後日DVDなどで動画を販売することもあります。ドローンを使った空撮など、自分では撮れない角度から楽しむこともできます。運動会の記録は、このようなデータを買うことにするのもいいですね。
その他、お弁当はスーパーやコンビニで買うのももちろんアリ。「やらなくてもOKなこと」を事前に洗い出して、手放すことも大事です。

撮影はプロにおまかせ!
(4)装備と休憩で体力温存
折りたたみイス・日傘・冷感タオル・携帯カイロなど、自分が快適に過ごせそうなアイテムを準備して、体力を維持しましょう。自分の飲み物もお忘れなく。
我が子探しは最小限の労力でできるよう、子どもに目印をつけるのがオススメです。目立つ色の靴下や靴を履かせてあげると、全体の中でも見つけやすいですよ!
最終的には、途中で帰って休むのもよいでしょう。全プログラムを見なくてOK。

探すのが大変なら、対象を目立たせよう!
(5)無理に出なくていい、見守るだけで十分
保護者競技などがある場合は「参加しない」選択をしても問題なし。子どもにも事前に説明しておけば理解してくれるケースも多いです。
自分の得意・不得意を受け入れて無理をしないことです。

できる範囲でがんばろう!
(6)苦手でもいい、“自分なり”の参加で大丈夫
運動会は「苦手だけどできる範囲で関わる」という姿勢でOK。子どもが嬉しそうなら「参加してよかったこと」にフォーカスしましょう。
子どもが一生懸命がんばったり、友達と話したりする様子など、普段見られない学校生活での姿を見ることができます。
学校生活最後の学年であれば、単に「イベントの一場面」ではなく、長い成長の歩みの集大成として、子どもが体だけでなく、心や責任感も成長していることを目に見える形で感じられる貴重な場になります。
最終学年の運動会は、親にとっても「これでこの子の小学校(または中学・高校)最後の運動会か」と感じる節目です。過去の運動会の思い出が一気に蘇り、胸がいっぱいになる瞬間でもあります。

子どもの成長を実感。一回一回を大切に見守ろう!
運動会おすすめグッズ
運動会をより快適に過ごすために、実際にあると助かるおすすめグッズをピックアップしてご紹介します。
初めて運動会に参加される方も、毎年の恒例行事として慣れている方も、ぜひ参考にしてみてください。
目立つ色の靴下
体操服がみんな同じだからこそ、遠くからでも見つけやすいように、明るい色や目立つ靴・靴下を取り入れるのが断然おすすめです。
ビデオや写真にもしっかり映えて、後から見返すときにも「あ、うちの子!」とすぐに分かりますよ!
こちらのネオンソックスは目立つだけでなく、4足セットなので左右バラバラに履いてもかわいいし、履き心地もよい人気の靴下です。サイズ展開も4種類(M、L、XL、XXL)、11cm~27cmとバリエーション豊富です。
軽量の晴雨兼用傘
自分の想像以上に役立つのが、折りたたみ傘です。運動会は屋外で長時間行われるため、どうしても天気に影響を受けます。暑い日も急な雨にも対応できる傘は、思いのほか活躍の機会が多いです。
特に暑い日は、日傘があるだけで疲労度が全然違いますよ!運動会は子どもの出番より待ち時間の方が断然長いですから、長期戦に備えましょう。
軽量・コンパクト・自動開閉のこちらの傘は、持ち運びがラクなうえ、スマホなどで片手がふさがっていても開閉しやすく、とても便利です!
折りたたみ椅子
屋外で立ちっぱなしは相当疲れませんか?ただでさえ疲労度マックスの週末に厳しい・・・しょうがないので学校の花壇にこっそり座らせてもらおう・・・という私のような疲れ人さんは、折りたたみ椅子をオススメします。
こちらの椅子は、驚くほど軽量なのに高品質なアルミ素材で安心。コンパクトで、収納ケース一体型のため持ち運びも簡単です。運動会だけでなく、アウトドアやテーマパーク、公園などでもちょっとした休憩に幅広く使えるので、一つ持っておくと便利ですね!
冷感タオル
暑い日には、水と風だけで”ひんやり”を繰り返せる冷感タオルがおすすめです。首に当てる部分を水で濡らしてしっかり絞り、ぶんぶん振るだけで冷却完了!気化熱を利用した冷却効果のため、風だけでもひんやり感じられます。
水と風だけで繰り返し冷やせるなら、学校でも手軽に使えて便利ですね!
携帯カイロ
逆に肌寒い日は携帯カイロが便利。こちらの充電式カイロは電源ONから約3秒で温まり、コンパクトで持ち運びやすいのが特徴。温度調節も可能なので、ポケットに入れてほんのり暖まることができますね!冷え性さんには特にオススメ。自分の体は大事にしましょう。
まとめ:少しでも楽になるための工夫
運動会が疲れると感じる場合は、全部頑張ろうとせず(8割削れる)、自分の快適さを優先しましょう。
完璧じゃなくていい、子どもの「楽しかった」で十分。自分も親として”成長中”というスタンスでOKですよ。
子どもの成長を感じながら、便利グッズなど使えるものは使って、省エネモードで楽しい思い出を作りましょう!

