朝起きない子ども・・・秋の朝に効く対策5選

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疲労ありさ
疲労ありさ

猛暑の夏をのりこえ、やっと過ごしやすくなってきた秋の朝。さわやかな季節のはずなのに、子どもが起きずに一苦労・・・という方、多いのではないでしょうか?

「目覚まし時計鳴ってるじゃん。起きなよ!」
「・・・(無言で布団にもぐる)」
「今日○○あるでしょ!いいの?」
「・・・(無視)」

このやりとりに朝からストレスMAXな私ですが、こういうので一日の疲労度が一気にアップしますね。しかも朝から。体力ある若い子どもはいいかもしれませんが、疲れがとれにくい繊細なお年頃の私は、この後に通勤する辛さったら・・・。

夏はぱっと起きていたのに、10月に入ったあたりからぐずぐず・・・。行事疲れ?気温差?ただのサボり?

いえいえ、実は「秋ならではの起きにくさ」があるのです。
今回は、そんな朝がしんどい季節に試してほしい、親の工夫5つをご紹介します。

なぜ秋の朝は起きにくいのか

秋の朝に起きにくくなるのは、生理的な理由と心理的な理由の両方があります。

生理的な理由

  1. 日照時間の減少
  2. 気温の低下
  3. メラトニンの分泌

① 秋になると日の出が遅くなり、朝はまだ暗いことが多くなります。子どもにとっては「夜だし。まだ寝てていいじゃん」モードに・・・。

人の体は光に反応して「目覚めモード」に入るので、暗いと体内時計がまだ夜だと勘違いしてしまいます。

② さらに朝の気温が下がり、布団の中が快適になります。すると寒い外にでるのがイヤで、体がぬくもりを手放したくないと感じます。

③ また、秋は夜が長くなるため、眠気を促すホルモン(メラトニン)が長く分泌されます。その結果、朝もまだ眠気が残ってしまいます。

疲労ありさ
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心理的な理由

  1. 季節の変わり目の倦怠感
  2. 秋の感傷的な気分
  3. 休日や趣味を楽しむための動機の弱さ

① 季節が変わる時期は、心や体がストレスを感じやすくなります。「秋バテ」とも呼ばれる現象で、だるさややる気のなさを感じることがあります。

② 秋はなぜかしんみりして寂しさを感じませんか?「物思いにふける季節」とも言われますが、心が静かに沈む傾向があり、「起きて何かしよう」という気持ちが弱くなりがちです。

③ また、太陽と青空がまぶしい夏ほど外出の誘惑がないため、「起きる理由」がはっきりしないと感じる人もいます。

御顔まるみ
御顔まるみ

対策としてできること

カーテンをちょい開け&タイマーライトで”朝日演出”

朝起きたらすぐにカーテンを開けて光を浴びましょう。朝日を浴びると、セロトニンやビタミンDがつくられます。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神の安定や幸福感につながるだけでなく、夜の睡眠の質を高めるメラトニンの材料にもなります。

朝、布団から出られず窓辺に近づけないから困っているんだよ・・・という人は、夜のうちにカーテンを少し開けておのもよいでしょう。朝がくると、強制的に朝日イン!

また、子ども部屋のカーテンは、子どもが自然に目覚めやすいよう、遮光性が強すぎない2級・3級を選ぶのがオススメです。

遮光カーテンの等級と見え方は、次のとおり。


引用元:ジャストカーテンHP

遮光1級は朝の光を遮りすぎるため、暗くて起きられないケースも起こり得ます。そのため、遮光性能が強すぎないものを選んであげるとよいですね。

こちらの遮光2級カーテンは、男女問わず、幼すぎず大人すぎず、お部屋のテイストを邪魔しないのにシンプルすぎず、かといってシンプルな家具を置いた部屋にも映えそうで、すごく可愛くないですか!?見れば見るほど、目が離せない!

ちなみに、カーテンで部屋のイメージはガラっ!!と変わるので、気分転換に、ちょっと奮発してお気に入りのカーテンにしてみるのも、大変オススメです。日々のウキウキ度が、確実に違います。

カーテン以外では、光で目覚めるタイマー付きライト、いわゆる「光目覚まし時計」を使うのも便利です。我が家は「おはようライト」と名付けて導入したら、少しずつ起きやすくなりました。

御顔まるみ
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このライトは、夜は優しい明かりのナイトライトとして、朝はアラーム時刻の30分前から少しずつ明るくなる光で自然に目覚められます。 充電式なのも便利で、コードレスで好きな場所に置けます。防災グッズとしても備えておけますね!

朝ごはんで”釣る”!楽しみを仕込む

旅行など楽しみがある日の朝は、自分からぴょーん!と起きるのに、普通の日は、子どもってなかなか起きません。でも、逆に言えば、楽しみがあれば起きるということ!「今日の朝ごはん、○○だよ!」「△△と□□、どっちがいい?」と言うと、もそもそ動き出すことも。

例えば・・・

大げさにアピールするのもポイント。アカデミー女優になった気で、演技力を駆使してわざとらしくおびき寄せましょう。子どもは無反応でも、内心楽しい気分になり、のそのそ起きてきますよ。

ちなみに我が家のヒットは、「パルシステムのウィンナー」と「冷凍からあげ」。茹でるだけ、チンするだけ、でも立派な朝食、立派な仕事!特にパルシステムのあらびきウインナーは、茹でるだけで極めて旨みがあり、しかもさっぱりいただけるので、朝にオススメです。洗い物も、油で炒めるよりラクですよ!

給食アピールは「みそラーメン」と「カレーうどん」。キッズには麺類が人気なのでしょうか。ともあれ、給食チェックは欠かせません。

御顔まるみ
御顔まるみ

寝具の調整で”ぬくぬくゾーン”を快適に

10月は朝が冷えるのに、夜はそこまで寒くない・・・。子どもは代謝が高めで体温が上がりやすいため、汗をかきやすいという特徴があります。そのため、汗で湿気がこもる→冷え→目覚め→寝付きが悪くなる→朝起きたくない・・・という流れに。

そんな“秋のはざま”のような10月は、子どもにとって寝具の微妙な違いが、思った以上に大きな影響を与える季節です。

特にポイントになるのが「パジャマの素材選び」。

綿100%でも、厚手すぎると寝ている間に汗をかき、肌に張り付いて冷えてしまうことがあります。一方で、通気性が良く吸湿性に優れたガーゼやスムースニットなどのやわらかい綿素材は、汗を上手に逃がしてくれるため、朝まで快適に眠ることができます。

また、化繊素材が多く含まれたパジャマは、乾きやすくて扱いやすい反面、汗を吸わずに肌に残りやすいため、寝冷えの原因になることも。肌が敏感な子や、よく動いて寝汗をかきやすい子どもには、やはり天然素材をベースにしたものがオススメです。

そして意外と見落とされがちなのが、毛布の「1枚足すだけ」効果

寝入りの時間は少し暑くても、朝方になると気温がぐっと下がるのが10月の特徴。薄手の綿毛布やブランケットを1枚加えることで、早朝の寒さを和らげ、睡眠の質が上がることがあります。これだけで「朝の不機嫌」が減ることも!

疲労ありさ
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御顔まるみ
御顔まるみ

こちら、”可愛さ”と”クールさ”を両立させた、綿100%のやわらかパジャマ。

同じく綿100%で、ほどよくゆったりシルエット。子どもっぽすぎない、おしゃれデザインが勢ぞろい!

前夜の準備で”朝バトル”を減らす

起きた瞬間から「服がない!」「時間割の準備してない!」となると、完全にテンションだだ下がり。

なので、前夜のうち翌日の準備を(心身共に余力があれば一緒に)しておくのが吉。

例えば・・・

  • 洋服をベッド脇にセット(選ぶ手間ゼロ)
  • 学校の持ち物チェック
  • 「明日は○○あるね」と気持ちの予告

子どもって、朝の「未知」に弱いもの。何も考えずに動けるようにしておくと、起きてからのグズグズが軽減されますよ。

また、洋服の準備のために、翌日の天気・気温のチェックを必ず行う習慣をつけさせることを強くオススメします。「調べる→考える→準備する」が、自然にできるようになります。

御顔まるみ
御顔まるみ

無理に叱らず”のんびり声かけ”でOK

「早く!」「遅れるでしょ!」「なんで起きないの!」とつい言ってしまいますよね・・・。

自分の準備もしながら時間に追われる朝の状況は、かなり過酷。私もまだまだ悟りの境地にはほど遠いので、いつまでもグダグダされたらつい噴火します。

でも、それが逆に布団に引き込める原因になることも。

イソップ童話の「北風と太陽」のお話、ご存じですか?
力づくより、あたたかい言葉のほうが心を動かす――そんな教訓を思い出しながら、「太陽」のような気持ちで声をかけてみましょう。

例えば・・・

  • 「あと3分で起きようか」
  • 「今日はいい天気で気持ちがいいよ」
  • 「眠いね~。でも○○(子どもの名前)なら出来ると思うよ」
  • 「○○(好きな先生)の授業、今日あるんだよね」

自然な「太陽の声かけ」は、穏やかなトーン、押しつけない距離感、「あなたの気持ちは分かっているよ」という共感が大事です。

「さあ起きなさい」ではなく、「起きる時間を一緒に過ごす」くらいの気持ちで声をかけてみませんか。

まとめ:10月は起きられない季節。焦らず、ちょっとずつ。

秋は、体も心も調子が崩れやすい季節。子どもが起きられないのも、実は自然なことだったりします。

「昨日より5分早く起きられた!」「今日はぬかりなく準備できた!」・・・それだけでも大進歩。

便利なグッズなどを利用しつつ、まずは、親が深呼吸してゆる~く構えることが、実は一番の対策かもしれませんね。